2023年4月
いきなりぶち当たる悩み
ネイティブ?非ネイティブ?
「魅力的な料金だけど非ネイティブ講師に習う英語って大丈夫だろうか・・・」
このようにネイティブ講師と非ネイティブ講師の選択に悩んでいる人、けっこう多いですよね。
オンライン英会話を始めようと決心したあとはまずはスクール選び。
そこでいきなりぶち当たるのがこの悩み。
一般的な傾向として、
多くの人は次のような選択をするそうです。
⇩
続くかどうか分からない
⇩
コスパ優先
⇩
『非ネイティブ講師』
⇩
本場の英語を学ばせたい
⇩
『ネイティブ講師』
でも、ちょっと待ってください。
実はここ、少し時間を掛けて検討すべき重要なところなんです。
もちろん、前述のような選択も間違いとは言いませんが、もう少し多角的に検討するべきでしょう。
そうでないと、いきなりスクール選びに失敗してしまう可能性が高くなります。
よくある誤解
当サイトへの多数のコメントやセミナー等での質問内容を見返してみると、ネイティブ講師や非ネイティブ講師について誤解している人がとても多いことに気づきます。
代表的な誤解を4つ。
「何となく怖いなあ」
「初心者向きじゃない」
「質が落ちるのでは?」
「初心者向けでしょ」
すべて間違えているとはいいませんが、「意外とそんなことはないんですよ」と言いたいです。
もし、これらの誤解の上で検討しはじめたら良い選択ができるはずがありません。
なので、
まずはネイティブ、非ネイティブを正しく知るところから始めましょう。
ちょっとその前に
✓ 「怖い」からネイティブ講師は選ばないと考えている方
✓ 「初心者に向かない」からネイティブ講師は選ばないと考えている方
✓ 「質が良くない」から非ネイティブ講師は選ばないと考えている方
✓ 「初心者向け」だからと非ネイティブ講師は選ばないと考えている方

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ネイティブとは
まずは、ネイティブについて簡単に説明します。
説明不要な方は飛ばしてくださいね。
ネイティブには次の2つの意味があります。
❶「ネイティブ∔土地名」
意味:その土地で生まれ育った人、その土地にもともと住んでいる人
用例:ネイティブアメリカン・・・いわゆるアメリカ先住民です。
❷「ネイティブスピーカー」
意味:ある言語を母語として話す人(母語:人が生まれてから最初に自然と身に覚えた言語)
当サイトにおける「ネイティブ」は❷「ネイティブスピーカー」を意味しています。
「英語ネイティブ」で「英語を母語として話している人」ということになります。
英語を母語として使用している国は次の7ヵ国です。
アメリカ、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国。
けっこう多いですね!
非ネイティブとは
「母語のほかに、他の国の言語(本サイトでは「英語」)をネイティブスピーカーに近いレベルで話す人」を意味します。
オンライン英会話の世界で言うと、「非ネイティブ」≒「フィリピン人」。
ご存じのように圧倒的に多いですね。
なので当サイトではわかりやすいように「非ネイティブ」=「フィリピン人」として扱います。
それでは続けて、「フィリピン」について少し詳しくお話しましょう。
苦難の歴史
かつてフィリピンは欧米列強の植民地として苦難の歴史を歩んできました。
・19世紀後半~20世紀半ば アメリカの植民地時代
現在のフィリピンにおいて、母語であるタガログ語と並んで英語が「公用語」として広く一般に使用されているのは約40年間のアメリカ植民地時代にきっかけがあったと言われています。
フィリピン人と英語
実はフィリピン、世界 第3位の英語公用国なんです。
世界で、アメリカ、インドに次いで3番目に英語を話す人口が多い国。
ちょっとビックリですね。
「公用語」ゆえにフィリピンにおいて英語がどのように扱われているのかについて簡単に触れます。
小学校から大学まで、国語(タガログ語)以外の授業は英語で行われています。
授業中に英語以外の言語を話した場合には、罰金を払ったり、「私は英語以外の言語を話しました」といったプラカードを胸から下げるといったペナルティを設けている学校もあるそうです。
ちょっとやり過ぎな気がしますが・・・
街中の広告・看板は基本的に英語ですし、誰かに話しかける際は英語も通じます。
映画も基本的に字幕なし。
日本では考えられないですね・・・
日本との関係
近年、日本からフィリピンへの語学留学がとても注目されています。
なぜフィリピンなのか・・・
その理由は次の3つ。
✓ アメリカより圧倒的に近い(飛行機で4時間、時差1時間)ですし、物価も安い。
✓ 日本人にとって親しみやすい国民性である。
かつての第二次世界大戦において日本軍はフィリピンを占領・統治したこともありました。
しかし今では、日本は最大の貿易輸出国。
国民の8割以上が日本人に対して良い印象も持ってくれており、世界随一の 親日国とまでなっています。
フィリピンと日本、とても結びつきが強いんです。
日本に対してとても好印象も持ってくれているというのも私たち日本人にとってはとても嬉しいことです。
もっともっと、私たちがフィリピンのことを知り、フィリピン人のことを知る機会が増えることを願っています。
フィリピン人講師の特徴
❶ 英語力の高さ
「非」ネイティブというと何となく英語力に疑問符がついてしまうもの。
しかし、フィリピン人の英語力は日本人のそれを圧倒しています。
圧倒しているどころか・・・
詳しくは後述します。
❷ フィリピン人の陽気さ
南国の国民性なのでしょう。
いつも笑顔の先生だから、まだ幼いお子さんにはピッタリ。
子供を楽しませたいというサービス精神も旺盛です。
❸ 日本の文化に明るい
フィリピン人は日本が大好き(な人が多い)。
だから日本の文化も良く知っています。
例えば、アニメとか食べ物とか。
「鬼滅の刃」の話で盛り上がることも。
❹ レッスン料金が安い
ネイティブ講師や日本人講師のスクールと比較すると圧倒的にレッスン料気が安いんです。
ご予算重視の人の最強の味方であることは間違いありません。
ネイティブ/非ネイティブ、どっちを選ぶべき?
初めて英語を学ぶお子さんの場合
「兎にも角にもご予算重視」という人には
非ネイティブ講師のスクールが一番良いでしょう。
ほぼ間違いなく、ネイティブ講師と比べて非ネイティブ講師のスクールは料金が安いので。
「お試しだからまずは安いところで」という人には
ネイティブ講師も候補に入れるべきでしょう。
なぜなら、
ネイティブ、非ネイティブどちらのスクールであっても、長続きしなかったことによる金銭的な損失はそれほど変わらないからです。
仮に2~3か月で解約となった場合の両者の差額は、せいぜい数千円です。
いやいや、もし1年続いちゃったらどうなっちゃうの?
確かに差額は増えますが、1年も続いているならもっともっと長く続けられますよね!
となれば、ネイティブ英語に晒されたお子さんの英語力はグンと伸びますよ!
お金には代え難い宝物を手にすることができます。
金銭的な負担がほぼ変わらないのに、ネイティブ講師の大きなメリットをバッサリ切り捨ててしまうのは勿体ないです。
「初心者にネイティブ講師は早すぎる」という人には
そうとは限りませんよ。
ネイティブ講師も候補に入れたほうがよいです。
お子さんの性格が極度な恥ずかしがり屋さんであったり、極端に集中力がない場合には当てはまらない可能性が高いのですが、一般的に子供の適応能力の高さは大人の想像・想定を遥かに超えるものです。
とは言え、初めの数回は間違いなく大変でしょう。
お子さんは人生初の苦労を経験するかもしれません。
そこは一生懸命に励まし、いっぱい褒めて乗り越えてください。
すると間もなくネイティブに適応し始め、そのうち楽しみ始めます。
うちの娘の場合は「ママ!アメリカ人と話せるよ!!」って自慢してきましたよ。
どうやら学校のお友達にも自慢していたらしいです(笑)
ネイティブ講師には大きなメリットがあります。
英語と日本語では周波数がまったく異なることをご存じでしょうか。
実は英語が聞き取れないのは単語やフレーズを知らないからだけではないのです。
そもそも日本人には英語の音は聞き取りにくいものなのです。
そんな英語の周波数に馴染むにはトレーニングが必要です。
トレーニングを積めば誰でも耳が馴染んでいきます。
しかし、大人の私たちには簡単なことではありません。
ある程度濃い密度で学習してもそれなりに長い期間掛かるでしょう。
ところが、子供は違います。
高度な柔軟性を持っている子供は、あっという間に馴染んでしまいます。
だから、
子供のうちにネイティブスピーカーと接する時間はとても貴重。
ネイティブ講師を選択する大きなメリットがそこにあるのです。
英語初心者を脱したお子さんの場合
「よりレベルの高いスクールを探している」という人には
初心者を脱し始めたお子さんに、よりレベルの高い英語を学ばせたい、より本格的に英語を学ばせたいと考えている人の多くは、ネイティブ講師を選ぶ傾向が強いようです。
本場の英語をお子さんに体験させたいなら当然ネイティブ講師が絶対おススメです。
英語の周波数を耳に馴染ませるのは子供のうちがベストですから。
ただし、
初心者を脱しても非ネイティブ講師をおススメしたいケースもあるのでご紹介します。
非ネイティブ講師の最大の特徴として、安価なレッスン料金があります。
ざっくりネイティブ講師の半分のコストです。
言い換えると、非ネイティブ講師のレッスンは同じ料金でネイティブ講師の2倍のレッスン時間を受講することができるということ。
初心者を脱したお子さんは英会話のレッスンを「楽しい」と感じられていることでしょう。
また、その時間はほぼ生活の一部になっているのではないでしょうか。
であれば、一気にレッスン時間を増やしてあげることもお子さんのさらなる英会話上達に繋がりますよ。
もし、ネイティブ講師でレッスン時間を一気に増やすと費用が大幅にアップしてしまいますね。
こうなると「どちらがいいのか」わからなくなってしまいますね。
なので、こう考えましょう。
「お子さんの性格、スケジュールで判断する」
お子さんの性格が、
大人とも臆することなく話せる。
であれば、
ネイティブ講師を選択しましょう!
逆に、
大人を少し怖がってしまう。
であれば、
非ネイティブ講師を選択しましょう!
であれば、
ネイティブ講師を選択しましょう!
逆に、
であれば、
非ネイティブ講師を選択しましょう!
非ネイティブの「訛り」を気にしないこと
英語レベルを比較すれば、
非ネイティブ講師 < ネイティブ講師
かもしれません。
実際、非ネイティブ講師は質に問題があると思われがちです。
先述のように、フィリピン人にとっての英語は「公用語」であり、生活で使用する言語。
フィリピン人の英語レベルは限りなくネイティブスピーカーに近いものがあります
それでも非ネイティブの英語力を疑っている人の多くは、彼らの『訛り』を気にしているようです。
確かに、ネイティブには感じることのない違和感のようなものはあります。
でも、この訛り、私たちが気にする必要は一切ありません。
なぜなら、ネイティブ国間であっても訛りの影響で通じないこともしばしばだからです。
これについてはこちらの動画をご覧いただけると何となくわかっていただけると思います。
YouTubeで有名なATSUさんの投稿動画に面白い企画物です。
複数のネイティプ国のお友達が集まり、ただ単にある単語をそれぞれ一人ずつ発音してもらうっていうもの。
笑ってしまうぐらいそれぞれのネイティプ国ごとに発音が違うのがわかります。
私たち日本人は、自分たちが英語を苦手としているということはよく知っています。
ところが、日本人の英語には非ネイティブとは比較にならないほど酷い『訛り』があるということはあまり理解されていないようです。
ハリウッド映画を字幕なしに楽しむことができるフィリピン人に、果たして私たちの英語が通用するかどうかを想像してください。
圧倒的なレベルの違いにきっと目まいがするでしょう。
『訛り』の問題は非常に小さな問題です。
《ネイティブ・非ネイティブ》安心のオンライン英会話
すべて安心してご検討いただけるスクールですが、お子さんに合うかどうかは実際に受講してみないとわかりません。
どのスクールも無料もしくは格安で体験レッスンを申し込めますので、気になるところはすべて体験受講されることをおススメします。
ネイティブ講師
非ネイティブ講師
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
皆さまがベストなオンライン英会話を選ばれることを心から願っております。
あびっこパパ